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狗瑠遜峡

秘境狗瑠遜峡
仏陀がお釈迦様になる前の名前を狗瑠遜と言うそうです。
臨済宗栄西上人が建立したものと伝えられ、日本で2番目に古い禅寺の跡が渓谷の最も奥、川内川の右岸の山の中腹にあります、このことからこの付近一帯の渓谷を狗瑠遜峡と呼ぶようになったようです。
この禅寺は、昔修行僧が心身の鍛錬の場として利用したものだそうです。
下の道路から禅寺跡地まで急な斜面を約1時間かけて登ります。禅寺跡地からは周囲の山々の眺望も良く、なるほどと思わせる景色が広がっています。
一帯は植林が進み殆どが杉林、自然林は少ない、殆ど日光を浴びることが無くこけむした岩肌から山が深く険しい事を知る。

狗瑠遜峡は、川内川の上流にあり、水量の豊富な川が九州山脈の険しい山々に囲まれ、大自然の作り出す景色は絶品です。
渓谷の周囲は、杉林と自然木に囲まれ、昼でも薄暗く、人が容易に立ち入れないような神聖な雰囲気を創り出しています。
シーズン以外はひっそりとしたキャンプ場一方、渓谷は、渓流釣りでも有名。
特に秋の紅葉は、美しく多くの人が訪れます。
途中には夏場だけ開場するキャンプ場もあります。

アクセス
 車で、えびの市飯野四日市交差点(標識が出ています)から北の方に入り、川内川に沿って登ります。
途中の渓谷入り口には小さな掲示板があり、掲示板からは未舗装の道路を道なりに進みます、森林事業者の建物を過ぎる頃から道路は険しくなり、左に川内川の流れと渓谷を楽しみながら奥へ奥へと進み、30分ほどでキャンプ地付近に着きます。
キャンプ場から先は、奥に進むほど道はますます険しくなります。
路面には岩が露出し、普通車では車の下を擦るところがあります、出来れば車高の高い4輪駆動車などの車で行くことをお勧めします。

お問い合わせ
えびの市観光商工課
宮崎県えびの市大字栗下1292
TEL(0984)35−1111
FAX(0984)35−0401

上流に行くほど川幅は狭くなる
上流に行くほど川幅は狭く険しくなる
道路上から川内川に覆い被さる紅葉など
道路の上から川内川に覆い被さる紅葉など
川内川の両岸からはみ出す自然木
川内川の両岸にはみ出す自然木
川内川の清流
川内川の清流
付近の見どころ
眼鏡橋(月の木川橋)
 えびの市四日市交差点から北の方へ曲がり、最初の交差点(信号はない)を右の方(東方)へ曲がり約1.5kmほどの道なりに進み右側に眼鏡橋がある。
国登録有形文化財
「この橋は川内川最上流の大平官行から吉都線飯野駅までの約30キロのトロッコ軌道の一部として、熊本営林局により木材搬出用に造られたものである。石造3連アーチをもち、正式には「月の木川橋」といい、昭和3年(1928)に完成した。木材でやぐらを組み、それに基づいて50センチ角の石を積み重ね、アーチの一番真中に親石として五角の石が組み込まれている。
鹿児島県串木野の肥田佐兵衛氏が請負、切石は、この有島川の上流から木馬で運び出されたと言われる。軌道は、昭和37年(1962)に廃止され自動車が通るようになったが、安全上の理由で通行止めとなり、現在、人だけ通る道となっている。」

えびの市教育委員会


八幡ヶ丘公園
 えびの市飯野地区・加久籐地区を見下ろす丘の上にある公園、春の桜とツツジは見応えがある。

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