都井岬火祭り
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むかし 人々を苦しめた大蛇を 衛徳坊というお坊さんが火攻めで退治したという伝説、都井岬火祭り(柱松)は、元気のいい地元「串間くるみ太鼓」の演奏で幕を開けます。 (上の写真) 宮崎県内でも火祭りと名の付くのは都井の火祭り「柱松」だけ、大変珍しいまつりです。例年夏の最後を飾る8月最後の金土 2日間開かれます。(青い枠のある写真はクリックすると拡大します。) |
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柱松の前には、五穀豊穣を願って御神酒(おみき)が捧げてあります。 |
都井岬観光ホテル前の芝生広場が会場、4時頃に柱松は建ち上がる。 |
2005年は勇壮な串間くるみ太鼓に続いてギターの弾き語り・・・ |
19時 柱松周囲の松明に点火!いよいよ 祭りのはじまりです。 |
臼太鼓踊り都井御崎文化財愛護少年少女団(都井中学校全員) |
都井中学校の生徒、今年は24名来年は17名に減るそうです。 |
遠路長崎からわざわざ都井に来た龍踊り(じゃおどり)隊、長崎女子高等学校龍踊部による唯一女性による龍踊りだそうです。 | けたたましい爆竹の鳴る音と独特のドラの音色に合わせて龍踊りが徐々に激しくなります。 | 司会をするアナウンサーの二人、その表情も徐々に盛り上がってきます。 |
その昔 ここ都井岬(といみさき)には 人々を困らせ 苦しめていた大蛇が住んでおりました。これを衛徳坊(えいとくぼう)というお坊さんが 火攻めで退治したという伝説があります。 衛徳坊が大蛇の口に松明(たいまつ)を投げ込み、呪文を唱えると 口から火炎のような血潮を噴出して果てたという伝説に由来する火まつり。(パンフレットから引用) 都井岬火祭り「柱松」伝説を詳しく知りたい方は串間市観光協会の串間の伝説はこちらをご覧下さい。 「とんとことって〜えいとくぼう〜!」 と 会場の皆さん、元気な子供たちが かけ声をかけて、松明を投げ上げます。 高さ30メートルもある柱松のてっぺんを大蛇の口にみたてて 「トントコトッテ、エイトクボウ」(とうとう仕留めた 衛徳坊!)とみんなでかけ声をかけて 地元保存会勢子の方々が50cmほどの縄の先に付けた松明を2度3度くるくると回しながら勢いを付けて松明を投げ上げます。 |
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大蛇にみたてた30mの柱松。 投げ上げられた松明は、大蛇の口をかすめて地上に落ちてきます。 時折、勢い余った松明が観客席にも飛び込み、「あっ 危ないですよ 気を付けてください」何度も司会者の声が飛びます。 |
夜真っ暗な空に高く舞い上がる炎のアーチ。 まさにそれはは幻想的。闇の中の光のアーチは一時間もの長い格闘にもなることも・・・。 勇者にも応援太鼓にも動じない大蛇.。 みんな なすすべがなく疲れ果てた頃。 |
近くに座っていた子供達 悲鳴にも似た歓声。 ポーンと勢いよく上がったひとつの松明が 大蛇の口に命中! まるでそれはスローモーション。 火が入った大蛇の口は、閃光を放ちながら炎を吹き出し、あたり一面を照らし出します。 |
「とんとことって〜、 |
えいとくぼう〜!」とかけ声が・・ |
倒れた柱松(大蛇の口) 見守っていた会場からは大きな拍手と歓声が湧きあがり、大蛇の口 激しい炎はやがて弱くなり ゆっくりと地響きを立てて都井岬の大地に倒れました。 めでたし めでたし! |
松明に火をつけ 大蛇の口に投げ入れます。 材料は、黒松の芯。なんでも火の尾がきれいにでるのだとか。地元保存会勢子の方。 |
勢いのよかった松明も.... まつりの終わり頃になるとか細くなってきます。 |
串間観光レディのおふたり。 ステキな笑顔をふりまいておつかれさまでした。 |
みなさ〜ん 馬に! フンに! 注意しながら お気をつけてお帰りください。 |
祭りの夜空には 明るくまんまるお月様。 「十五夜柱祭」の名のごとく。 元々は旧暦8月15日に行われる五穀豊穣を願うまつりだそうでです。 |
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アクセス 「都井の火祭り」は、野生馬のいる 都井岬で開かれます。 都井岬は日南海岸国定公園の最南端に位置します、国道220号線から448号線を経て都井岬へ向かいます。 「都井岬」の詳しい情報はこちらから お問合せ 串間活性化委員会 0987-72-0053 串間市総合産業課 0987-72-1111
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