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椎葉平家まつり
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椎葉に残る鶴富姫と那須大八郎の伝説を現代に甦らせたイベント。毎年11月、紅葉の美しい時期に行われます。
鶴富姫を供養する「法楽祭」から始まり、当時の様子が再現される華麗な時代絵巻「大和絵巻武者行列」は圧巻。
鶴富姫と那須大八郎の伝説
「およそ800年前、壇ノ浦の合戦に敗れた平家の武士たち。
追っ手を逃れて、各地のふところの深い山奥へ。
古文書「椎葉山由来記」は次のように伝えています・・・
道なき道を逃げ、平家の残党がようやくたどりついたのが山深き椎葉だった。
しかし、この隠れ里も源氏の総大将頼朝に知れ、那須与一宗高が追討に向かうよう命令されるが、病気のため、代わって弟の那須大八郎宗久が追討の命を・・・
こうして椎葉に向かった大八郎、険しい道を越え、やっとのことで隠れ住んでいた落人を発見。
だが、かつての栄華もよそに、ひっそりと農耕をやりながら暮らす平家一門の姿を見て、哀れに思い追討を断念。幕府には討伐を果たした旨を報告した。
普通ならここで鎌倉に戻るところだろうが、大八郎は屋敷を構え、この地にとどまったのです。そればかりか、平家の守り神である厳島神社を建てたり、農耕の法を教えるなど彼らを助け、協力し合いながら暮らしたという。
やがて、平清盛の末裔である鶴富姫との出会いが待っていました。・・・
「鶴富姫恋物語」
いつしか姫と大八郎にはロマンスが芽生えました。
「ひえつき節」にもあるように、姫の屋敷の山椒の木に鈴をかけ、その音を合図に逢瀬を重ねるような・・・
庭の山椒の木鳴る鈴かけて
鈴の鳴るときゃ出ておじゃれ
鈴の鳴るときゃ何というて出ましょ
駒に水くりょというて出ましょ
大八郎は永住の決心を固め、村中から祝福されます。
ところが、やがて幕府から、「すぐに兵をまとめて帰れ」という命令が届き、夢ははかな・・・
和様平家の公達流れ
おどま追討の那須の末よ
那須の大八鶴富おいて
椎葉立つときゃ目に涙よ
このとき鶴富姫はすでに身ごもっていました。
しかし、仇敵平家の姫を連れていくわけにもいかず、分かれの印に名刀<天国丸>を与え、「生まれた子が男子ならわが故郷下野(しもつけ)の国へ、女ならこの地で育てよ。」と言い残し、後ろ髪を引かれる思いで椎葉を後にするのです。
生まれたのはかわいい女の子。
姫は大八郎の面影を抱きながらいつくしみ育てました。後に、婿を迎え、那須下野守と愛する人の名前を名乗らせたそうです。」 |
武者行列 |
鶴富姫 |
女官達の行列 |
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■紹介
椎葉神楽等が披露される「郷土芸能の夕べ」
左の写真は、「大和絵巻武者行列」での椎葉神楽の行列、古くから伝わる神楽舞や面は地区毎にそれぞれ特徴があります。
このほか、椎葉の山の幸がふんだんに盛り込まれた椎葉猪鍋の無料配布など多くのイベントが開催されます。
なお、期間中は椎葉での特産品の即売市も開催され、豊富な山の幸が市価よりも安く手にはいる。
会場への入場は無料。
(写真2004椎葉平家まつり、資料提供椎葉村) |
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■実施年月日:毎年11月第2金曜〜日曜
■主催:椎葉平家まつり実行委員会
■メイン会場:上椎葉街頭
■お問い合せ:椎葉村企画観光課
TEL:0982−67−3203
Fax:0982−67−2825
E_mail:shbwebm@vill.shiiba.miyazaki.jp
椎葉村観光協会
TEL:0982−67−3139
Fax:0982−67−3144
E_mail:s-heike@mx61.tiki.ne.jp |
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