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陰陽石
岩瀬川の支流浜の瀬川にある陰陽石は、霧島火山帯の火山活動による溶岩が川の流れ等によって出来たものと言われています。(自然造化説)
陽石(男石)高さ17.5m、頭廻り19m。
陰石(女石)縦割り9m、潤いの舌3mの岩。
このように対になって男女の性器をかたどっている岩は世界でも珍しいそうです。
昭和10年か12年に陰陽石を訪れた野口雨情は次のように読んでいます。
「浜の瀬川には二つの奇石、人には言うなよ語るなよ」
近くには売店、歌麿時代に男女結合を見事に描いたいろは浮世絵などが展示されている男女和合愛の資料館、性の歴史館等があり、非常に怪しい雰囲気を持ちとっても面白いです。
案内の看板には陰陽石について次のように書かれています。
陽石(男石)と陰石(女石)の配置は、東(陽)と西(陰)にあります。
その寸法は似合って一体(一つ石)男女円満を表しています。
これは我が国古来の法儀にかなうものです。
桃太郎を生む川(よう水)が流れ、水中には女神の花神(水鏡)が見える・女石にしたたり落ちる男石の精水・蘆薄の生い茂る様など心ありげで誠に神秘であります。
そもそも日本神話の最初にまします産霊の大神(生命力の根源の神)のご神体として古くから深く信仰されてきました。
浜の瀬川の上流には「残したい日本の音風景100選」にも登録されている「櫓の轟」を有する三之宮峡があり、三之宮峡と同様に陰陽石の周辺の岩は甌穴が見られます。ここの甌穴は川幅が狭いせいか、穴の直径が大きく深いのが特徴のようです。
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裏側からは陰陽石がはっきりと見える |
陰陽石付近の浜の瀬川 |
陰陽石付近の大きな甌穴 |
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陰陽石神社 |
陰陽石神社
祭神 皇産霊神(むすびのかみ)
陰陽石神社の由緒について以下のように書かれている
天下の奇石陰陽石は昇天の竜がこの地に居合わせた妙齢の美人に見ほれて降りそのまま化石となり名勝陰陽石になったと言われる。
この地には古来より縁結び、安産、工産、商産とあらゆる生産の開運の神である皇産霊神(むすびのかみ)が祭祀されており、どんなことでも一言を祈願すれば必ず霊験あらたかにして、遠路わざわざ参拝され祈願される人も多く旧藩時代には藩主が神司を遺し多くの領民を集めて生成化育護国豊穣と領民の幸福を祈願されたという。
この神社は何時の世からか陰陽石神社と呼ばれるようになった。
水子地蔵を沢山祭ったお堂もあります。
宮崎県小林市大字東方浜之瀬公園陰陽石
お問い合わせ先
小林市観光協会
TEL(0984)22−8684
FAX(0984)22−8685 |
水子地蔵を沢山祭ったお堂 |
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